大森運送 車内の快適性を重視
【広島】全国11か所に拠点を構え、重量物や長尺物の輸送を得意とする大森運送(大森栄作社長、呉市)では、スカニア製トラクタ「R650」を今年4月から8月にかけて4台納車した。
将来的な荷物の増加に備えて、馬力をはじめ走行性能の高い車の導入を検討していた同社。国内外メーカーのトラクタを幅広く使ってきたが、「故障が少ないとすでにスカニアを使っている他社に聞いた」(社長)ことも導入の一つのきっかけだったという。
ブルーグレーに白のラインが入る〝大森カラー〟の重厚感はそのままに、キャビンの側面にはスカニアの象徴「グリフィン」が描かれた迫力のあるデザイン。キーを回すと安全確認を求めるアナウンスが流れる独自の機能や、エンジン停止中でもエアコンが稼働するなど車内の快適性も重視した。
なお、同社は15年ほど前からシャシーも全車にエアサスを装備。またバックアイカメラも搭載した荷物にも優しい輸送を行っており、今回の新車も例外ではない。
社長は「スカニアはトレーラ乗りの最大の夢。車を大事にし、仕事を気張っている若い者たちに乗せたかった」といい、いずれも30代中心の若手に乗務を任せている。このうち、20代のドライバーは「PAなどで声を掛けられることはしょっちゅう」と嬉しそうに話す一方で、「注目される分、安全運転への意識は以前に増して高まっている」と、引き締まった表情で話してくれた。
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