元気ジャパン 前向きな思いの表れ
【山口】「会社のキャラクターは交通安全の神様にあやかって八咫烏(やたがらす)がモチーフ。名前は『ヤッタ君』」と話すのは元気ジャパン(山口市)の木下久雄社長。
親族が営む電設工事の会社が発祥という同社。運送事業も行う中、平成24年に現在の社名になったという。「ジャパンは当時サッカーで〝○○ジャパン〟と言われていたのが由来。私が社長になって皆を率いていくという前向きな思いの表れだった」と話す社長。
現在、トレーラをはじめ平車やユニックなど70台保有。従業員は75人で、県内に2か所、岡山や福岡にも拠点を構え、鋼材や建築資材など重量物の輸送を得意としている。
冒頭の「ヤッタ君」は少々シニカルだが、愛嬌のある表情が印象的だ。今年新築した新社屋の中は、至る所にヤッタ君が隠れている。なお、デザインは伊勢神宮や熊野大社に毎年詣でているという社長が考案したが、「サッカー日本代表のマスコットも八咫烏。社名もそうだが、サッカーとつながるなあ」と笑う。
同社の車両は、光沢感のあるチャコールグレーが特徴。キャビンやトラクタには、空に舞う八咫烏がデザインされた車もあり、かわいらしいヤッタ君とはまた一味違う力強さを醸し出している。
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