海津運送 「ふれあい活動」で地域に恩返し
海津運送(山田琢哉社長、岐阜県海津市)は地域に根差した活動を通して、その存在感を強めている。
「以前から近所の方と交流する機会が多かった」と社長が語るように、普段より暮らしの相談から雑用の手伝いまで、何かと周辺住民から頼られることが多かった同社。「かつて父(会長)が市議会議員を務めており、皆さんに支えられた恩返しの意味もあった」との思いは、やがて様々な形となって動き出した。
2017年に市の行政PRトラックを制作して観光誘致に寄与し、翌年には地元長寿会がジョイントした「海津運送交通安全地域ふれあい活動」をスタート。いずれの事業もその後継続され、行政PRトラックは現在2台が運行、「ふれあい活動」は今年で3回目を迎え、さらなる交流が進んでいる。
今後については物流だけにとどまらない幅広い可能性を模索して、「市という単位だけでなく、よりエリアを絞った取り組みも視野に入れていきたい」と意欲を示す山田社長。固定観念に縛られない新たなコンテンツの発信へ前向きな姿勢を見せており、これからも「地域のコア」となるための発展と変化を目指していく構えだ。
◎関連リンク→ 有限会社海津運送