杉原運送 海コン増車で初採用
【岡山】かねて鉄原料の輸送が主力だった杉原運送(岡山市東区)は現在、部品など扱う荷物の拡充を図っている。8年ほど前からは海上コンテナ輸送も始めているが、「1年ほどたったころに取引先から急きょ増車を求められ、(早い納車が可能だったことで)そのタイミングでボルボ製のトラクタを購入した」と市川修社長(56)は振り返る。
さかのぼれば海コンを開始する7年ほど前。昔から取引のあるトラック販社がボルボの正規代理店になったこともあって「試乗会や東京モーターショーに連れて行ってもらい、同社が扱う1号機を...との誘いもあったが、そのときは踏み切る材料が特になかった」という。
保有する40台のうちトラクタは7台で、鉄原料が4台。あとの3台が海コンに従事しているが、唯一のボルボ車を7年間使ってきた感想は「最初の3年ほどは小さなトラブルがちょこちょこあったが、きちんと対応してもらった。国産車に比べて燃費がよく、ドライバーは『疲れ方が全然違う』と話している」と上々の評価のようだ。
1年余り前からハンドルを任されているという44歳の男性ドライバーは「次もボルボを買ってほしい」とねだり、その前に6年ほど乗務していた50代の社員も「いまは管理職のような立場になっているが、『もう一度乗りたい』とバリバリのドライバー時代を懐かしんでいるようだ」と話す。
以前は「壊れやすく、レッカーで引っ張られているイメージも確かにあった」というボルボ製。そのトラクタも7年経過で走行距離は72万kmを超えた。「来年の後半に代替えを予定しているが、同年末に車検を迎える国産車と合わせてボルボを2台に増やすことも考えている」と話している。
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