嵯峨山通商 3台目の車両が納車「故郷を盛り上げたい」

【トピックス】

 

 【兵庫】昨年9月に続き、このほど嵯峨山通商(嵯峨山啓社長、朝来市)に"天空の城トラック"が納車された。今回で3台目となる。標高353.7mの古城山の山頂に築かれた竹田城は、山全体が伏せた虎に見えることから「虎臥城」とも呼ばれ、秋の晴れた朝に発生する濃い霧が城跡を取り囲み、雲海に浮かぶ姿から天空の城として知られる。



 全国を走り回って同市の貴重な観光資源をPRする取り組みは、地元(竹田)の先輩でもある藤岡勇・同市長に嵯峨山幸広会長(64)が話を持ち掛けたことで始動。いま保有する14台はすべて大型冷凍車で、この先も代替えや増車のタイミングでラッピングを計画しているが、竹田城のほかにも史跡・生野銀山や神子畑選鉱場といった名所、発祥の地である日本3大ネギの一つ、岩津ネギなど宣伝する材料は豊富だ。



 なかでも幸広会長が次回作で希望するのが地元の秋祭りとのコラボ。画像素材を提供してもらう写真家・吉田利栄氏に依頼し、「大ヤッサ(祭り屋台)が20台、中学生以下が担ぐ小ヤッサも20台。乗り子や担ぎ手も減っているが、なんとか盛り上げたい」と構図を練っている。



 一方、地域振興に手を止めない同会長は2020年の秋、同市の倭文(しどり)神社に鳥居と狛犬一対を奉納。延長2年(924年)に創建された同神社は近年の過疎化で手入れが行き届かず、朽ちた印象の外観になっていたが「一つずつ、できることからやっていこう」と鈴や鈴緒、御神鏡、金幣...と再興に着手、継続している。



 地域の子育ても忘れていない。地元小学校の校庭に据え付ける時計と時計台を贈り、昨年には「地域の子供・未来応援プロジェクト」を立ち上げ、中学校を卒業する生徒に図書カード(1000円分)のプレゼントを始めた。「ささやかなものであっても、何か継続できることを...」(会長夫人の直美さん)との思いを形にしたものだ。

 

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